命のコトバ

自宅近くの土支田八幡で、いのちの言葉と題する紙製お札を、持ち帰る時がある。
なんといっても次の歌に勝るものはありません。


敷島の大和心を人問はば 朝日ににほふ山桜花
本居宣長

日本固有の精神とはどのようなものかと問われたら、
朝日に照り映える山桜花の姿こそそれだと答えよう。

ALONE TOGETHER 横山東洋夫

 

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

我が物と思えば軽し笠の雪
宝井其角
 
いやいや荷物を持てば本当は軽いはずのものも重く感じてしまう。人生は心の置きところひとつで、楽しくもなり悲しくもなる。ものの見方を変え、心を積極的肯定的に向けて行けば,難有るもまた有り難しである。 宝井其角 1661−1707江戸時代前期の俳諧師.


春や ヒトは 人の中に居て 人なり 近詠駄句 東洋夫

 

 

 

 


「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

いのちの言葉

外その威儀正しければ 内その徳正し 山鹿素行

「江戸時代前期の儒学者、兵学者。儒 老荘 禅 神道を極めた」
正しい行動をするには、まず外観を正しくしなければならない。
姿勢が正しくなければその考える事もまがってくるものである。     


  まず姿勢ですね。そして至誠一貫につながっていく。横山東洋夫

 

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

いのちの言葉

晴れてよし曇りてもよし富士の山
もとの姿は変わらざりけり  山岡鉄舟

山岡鉄舟が剣の悟りを得たときに詠んだものという。
人はとかく自分の幸不幸を周囲の環境のせいにしがちなのだが、
本来あるべき自分をただそのままに生きて行けばよいのだ。平常心是道である。

山岡鉄舟(武士 幕臣 政治家 1836−−1888)

横山東洋夫

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

 

イノチの言葉


八月や 生き物の声聴いてをり

銀座三四郎

 

 

「ALONE TOGETHER 横山東洋夫の今月の推薦」

 

 

「ALONE TOGETHER 横山東洋夫の今月の推薦」

 

「ALONE TOGETHER 横山東洋夫の今月の推薦」

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

イノチの言葉


柳生石舟斎
『為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり』
これ以上の成るはないのではないでしょうか?

「今年も成るように成る」 by 横山東洋夫

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

イノチの言葉


なるようになる 心配するな 一休和尚


応永元年「1394」〜文明13年「1481」室町時代の臨済宗の僧。

いたずらに悩んでもしょうがない。という教え「死を求めるよりも」今を生きろ。

死後、難題が持ち上がったら読めと残した遺言と伝えられる。


 

「今年も成るように成る」 by 横山東洋夫

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十壱

イノチの言葉


夕暮れに桜の中を歩きけり 銀座三四郎


と詠んだのは3年前でした。昨日また練馬土支田村で満開のさくらの中を歩きました。

土支田八幡宮で、命の言葉をもらいました。「一日は一日より 新たならんことを欲す」

伊藤仁斎


なんと素晴らしい言葉であろうか?

一日一日は常に新たな気持ちを抱いて過ごして行かなければいけない。

昨日の自分と今日の自分とは同じであると言うのでは進歩がない。「古学先生文集」

横山東洋夫


追伸 風神雷神のライブを、北青山FLAT SPACEで観てきました。素晴らしい感動。

次回は4月20日[火」19:00入場1ドリンク付き¥1000です。必見。音楽の好きな人には是非お薦めです。


 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十弐

イノチの言葉


虫すだく 夜更けのシャワー頭から 横山東洋夫


 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十参

イノチの言葉

世々の親の御かげ忘るな 代々のおやは 己が氏神 己が家の神  



本居宣長 「1730〜1801 江戸後期の国学者。」
玉ぼこ百首の一首。先祖の恩を忘れてはいけない。
ご先祖様は自分たちの氏神、家の神である。
常に先祖を敬い感謝をしてこそご先祖は守ってくださる。

いま 私は宣長の言葉にイノチを感じております。本年は けつ捲くる一年とします。

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十四

イノチの言葉

ふりつもる み雪にたへて 色かへぬ 松ぞををしき 人もかくあれ  


                                   昭和天皇



ふりつもる雪にも耐えて色を変えない松のなんと雄雄しいことか。人もこのようにありたいものだ。
「 昭和天皇御製集」
昭和天皇
1901〜1989年。終戦の翌年、「松上雪」と題して詠まれた。戦時中の苦労が雪のように降り積もり、そして敗戦の悲痛にも耐え、国土を復興させようと立ち向かう人々の姿を、緑豊かな力強くたくましい松にたとえて、国民を励まされようとされた御歌。
今の私たちに対しても、厳しい時代にあっても心は決して枯れてはならないことを思い起こさせてくれる。

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十五

イノチの言葉

己の立てるところを深く掘れ そこには必ず泉あらむ  


                      高山樗牛「たかやまちょぎゅう」



自分自身が立っている場所を深く掘れ。そこには必ず泉がある。

1871年〜1902年。明治の文芸評論家、思想家。東京大学講師。
明治30年代の言論を先導した。本名林次郎。
人は立つ場所や位置によって、それぞれ水脈への距離も、地盤も違う。
当然、容易に泉を掘り当てられる人もいれば、困難な人もいるだろう。
しかし,掘ることを諦めなければ、きっと自分「だけ」の泉を見つけることができるはずである。

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十六

イノチの言葉

利根の川風袂に受けて、そろりそろりと急ぎ足。  


                      横山東洋夫



毎日が苦しくもあり楽しくもあり。
人生はやはり、結果に至る過程が楽しいと、今 実感しております。

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十七

イノチの言葉

ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず  


                鴨 長明「1153〜1216」



鎌倉時代の歌人。「方丈記」を著した。
人の世が移りかわるものであることは昔も今も変わりがない。
しかも、流れの速度は昔と比べようもない速さである。
つまらないことで悩んだり、怒ったりして、時間を無駄に費やす暇はないのである。

 

 

 

「ALONE TOGETHER 命のコトバ」

十八

イノチの言葉

習ひつつ 見てこそ習へ 習わずに 善悪しいうは愚かなりけれ


                         千 利休



すべての勉強は人からおしえられたことを、まず習い、

人の振りを見て確かめ、さらに自分でやってみて身につけていく。

それを人から教えられることなく善悪しを言うのは、馬鹿な事だ。


千  利休 《せんのりきゅう》

1522〜1591。堺の茶人。