運築(うんちく)川柳 2012
  「運築(うんちく)川柳」

”その道の プロとの違い 明確に”

text= Fusao Kashiwazaki  【BE☆SEE vol.46】

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 ありとあらゆる仕事の依頼がある
「便利屋」の仕事です。

 最大限の努力はするのですが、その全ての仕事が
プロ並みと言う訳にはいきません。

 そしてこんな事も・・・


   『同じ仕事でも・・・』


 先月末にお風呂場のペンキ塗りの仕事を
させていただいたKさん。

 続けて仕事のご依頼をいただく事はめったにないの
ですが、先日お電話をいただきました。


  「またペンキ塗りをお願い
       したいのですが、できますか?」


 先月させていただいたお風呂場のペンキ塗りが、
とても上手く出来て皆様に好評だったようです。

 それで、今回の再度のペンキ塗りの
ご依頼のようです。

 Kさんのご都合をお伺いして伺わせて
いただきました。


 今回のペンキを塗る場所は、台所の扉と天井
でした。

 ペンキはKさんの好きな色を用意して
あります。

 早速ペンキ塗りに取り掛からせていただいたの
ですが、どうも今回は前回のように上手くいきません。

 ペンキののりが悪いのです。スムーズに塗り斑も
なく上手く塗れません。


 どうしてか・・・

 今回ペンキ塗りに伺う数日前に、Kさんがご自分で
スプレー式のペンキで塗ったようです。

 それが上手にできずに気に食わず、それで
我が社へのご依頼でした。

 その為、ペンキが厚くなっております。それに前回と違って
扉の素材も違います。

 それに加えて、お天気次第でペンキの状況も
違ってくるようです。

 そんな状況が重なっての、ちょっと難しい
作業となってしまいました。

 それでも何とか、見た目は綺麗に仕上げて終わる
事ができました。

 お客様にも納得して頂き、感謝の
言葉もいただきました。

 ただ細かいところまで点検されると、ちょっと
冷や汗が出ます。(苦笑)


 ある方が「プロフェッショナルッショナル」とは、


  「どんな状況だろうと、安定して
           最高の仕事ができる人」


 と言っているのを聞いた事があります。

 数多くの仕事の、それぞれのプロになる事は
不可能に近いと思います。

 ただ「便利屋」として、その時出来る最高の
仕事を心がけます。

 それでは、「便利屋」のプロフェショナルとは?


  「どのような仕事もお断りせず、
         お客様の満足・感謝を得られる事」


 でしょうか・・・