Lorem

【 創業魂の創出 VOL 6】

意志を「目覚めさせる」

text= KIYOSHI NAKATSUKA
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プロフィールから自分を認識しながら、自分の「パラダイム」つまり、ものの見方、観点、判断基準、信念を知覚しよう。

「何を人生の中心においてきたのだろう・・・?」

「何を人生の中心においたらいいのだろう?」と自問自答しよう。

「パラダイム」は眼鏡みたいなものです。自分自身や人生全般について不完全なパラダイムを持っていると、間違った処方の眼鏡を掛けているのと同じことになります。

そのレンズがあなたの見るもの全てを歪めてしまいます。

見たままが「本当」・・・・?自分は頭が悪いと思っていれば、その思い込みのせいで本当に悪くなります。その思い込みを裏付ける証拠を無意識に探し出すのです、反対に、自分は頭がいいと思っていれば、その思い込みから、自分のすることはなんでもよく見えてきます。

自分の思い込みがポジティブにもネガティブにもなり、本来のあるがままの事実を受け止めているものと判断をしてしまっている。つまり、パラダイムが間違っていたために、たくさんのものを見逃していたかもしれません。みなさんはどうでしょう。

パラダイムにはいろいろありますが、自分自身に対して、他人に対して、人生全般に対してのパラダイムを、一つ一つみていきましょう。

<自分に対するパラダイム>は、

自分自身に対するパラダイムは、あなたの役に立っていますか・・・・・・・?

成功した人に聞くと、ほとんどの場合、自分を信じてくれる人がいたと答えます、・・・・

先生、友人、親、後見人、兄弟姉妹、おばあちゃん、おじいちゃん、かもしれません。

誰か一人でいいのです。自分を信じてくれる人から学び、栄養をどんどんもらってください。アドバイスしてもらいなさい、その人と同じ目で自分を見るようにすると、この新しい眼鏡がびっくりするほど前の眼鏡と違うことがわかります・・・・。


<他人に対するパラダイム>は、

私たちは、自分に対してだけではなく、他人に対しても、パラダイムを持っています。これも相当、的が外れている時があるものです。けれど今までと違った目で物事を見ると、なぜ他の人がそういうふうにふるまうのかわかってきます。


<三方よしのパラダイム>は、

自分や他人に対するパラダイムの他に、世の中全般に対するパラダイムです。

自分のパラダイムがどんなものか知りたければ、こう自問すればいいのです。「私の人生の原動力になっているものは何に・・・?」「私は何を考えて過ごしている?」「私がいつも気になっている人や物は何?」あなたにとって一番大切なことが、あなたのパラダイムまたは、眼鏡であり、「人生の中心にあるもの」なのです。

10歳代からの人生や生活の中心にあるのは、たいてい友だち、物、学校、両親、スポーツ、趣味、敵、自分、仕事などですが、では、「何を中心にしたらいいの・・・・?」

「原則を中心」に置くことが、ぶれない意思決定ができると考えます。

重力の影響は地球に存在しているものは全て受けています。ボールを上に投げると、落ちてきます。これは原則、または自然の法則です。物理界を支配する原則がありように、人間界を支配する原則があるのです。原則は宗教的なものではありません。アメリカ的でも、中国的でもありません。私のものでも、あなたのものでもないのです。議論すべきものでもなく、だれでも等しく当てはまります。金持にも貧乏人にも、王様にもの農民にも、男にも女にも、売り買いされるものでもありません。原則に従って生きると、優れた人間になれます。原則を破ると失敗します。そのくらいシンプルなことなのです。

自ら原則を見つけましょう。「正直」「奉仕」「愛」「勤勉」「尊敬」「尊厳」「感謝」「節度」「公平」「忠誠」「責任」もそうです。

原則を見つけるのは簡単です、コンパスがいつも真北を指すように、「人は心で真の原則を見分けることができるのです。

たとえば経営の観点でみると

「三方よし」=「売り手よし=自分、買い手よし=他人、世間よし=環境、」は持続可能な循環的ビジネスになるのです。

原則に従って生きるには信念が必要です。嘘をついたり、あざむいたり、わがままになったり、ごまかしたり、・・・・原則は決してあなたを裏切りません。

次回VOL7をお楽しみ
 
   
文/中塚清(なかつか・きよし)

 

 

 

 


【 創業魂の創出 VOL 7】

「近況」

text= KIYOSHI NAKATSUKA
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☆物理的に生きることは死んで行く事であることは既にご存知と思います。
  「息をして酸素を吸う事は肉体の酸化を進め死に至ります。酸素を吸わなければ苦しみ死に至ります。」
  酸化を防止するのではなく、自然と共生し、一息、一息を噛締め、精一杯、自分がやりたいことに命を使うことがミッションと考えます。

・自分とは、自分以下でも自分以上でもないと言うコト〜
・自分とは、関係性から自分以下にも、自分以上にも成るというコト〜
・結果的に自分とは、自分に負けることは自分以下で、自分に勝てば自分以上に成れるというコト〜
・自分とは魂を指揮し、運命を担い、全うするコト〜

・我が運命を決めるのは我なり
・我が魂を制するのは我なり

文/中塚清(なかつか・きよし)

 

 

 

 


【 創業魂の創出 VOL 8】

「私のイマを伝えます。」

text= KIYOSHI NAKATSUKA
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歴史的資源を地域の中でどのように生かしていくかが、
今、問われている。
地球上で永続的に引き継がれていくものには大きく2つあると私は考えている。
その一つは、地球は多重で多様であり、食物連鎖の命の継承。命は次の命へと
繋がって行く。地球は生きている。そして私たちは生かされている。

もう一つは、地質・地形・気象・歴史・文化、等の環境から育まれた暮らしの
知恵、歴史的文化も永続的に引き継がれていくものである。不易と流行を見極
め、まちづくりは歴史に根ざしたストーリーが必要である。現前風景から常に
原風景を念頭に置くことが永続的に引き継がれることであると私は考える。
20世紀の社会は経済市場主義の効率を追及した画一型社会の仕組みである。
そのグロバールなスタンダードは、阪神淡路大震災でも明らかになった様に多
くの被害をもたらした。天災と共存できる多様な社会の仕組みが今、求められ
ている。つまり、自然と共生しながら地域循環型社会の仕組みづくりが急務で
ある。地域診断を通して、地形・地質・気象・生物多様性・歴史・文化・産業・
観光等を多次元的な診断を行い、主体的に住民の情熱と誇り・責任を持って創
意工夫しながら次の時代に引き継ぐことが重要であり、歴史に根ざしたストー
リーが必要であると考える。近江八幡に学ぶ、三方よし。「現前風景から原風
景へ」、現前風景とは目の前にある風景のこと、老いも若きも価値観の違いを
超え無意識に共有しているもの、歳月を経れば否応なく原風景となるもの、原
風景は取り換えられない。しかし現前風景は美しく出来る。


風景に対する住民の意識の5段階論、
@「無関心の段階」ふるさとは遠くにありて想うもの。
A「気づきの段階」誰かに言われる、テレビで流れる。
B「景観の公共性を認識する段階」第三者による自信と誇りと共に風景はみんなのものと納得する。
C「この風景は自分のものという主張の生まれる段階」傷をつけたら私が許さない。
D「啓蒙する側に立つ段階」風景の保存・修景のリーダーとなる。まちづくりとは身銭をきること。

一緒に行動する4つの役割。
@ お金のある人はお金をだしてください。
A 体力のある人は労力を出してください。
B 知恵のある人は知恵を出してください。
C どれも難しい人は祈ってください。「このまちが、いいまちになりますように」と。

* まちづくりへの展開、死に甲斐のあるまちをめざして。まちづくりは、歴史
に根ざしたストーリー性が必要、ブレてはいけない。まちづくりは人づくり、
まちを商品化してはいけない。風景はまちづくりのリトマス試験紙である。究
極のまちづくりは「死に甲斐のある終りの栖のまち」をつくること。

その評価の基準はそのまちの持つ風景の美しさにある。通常景観として目でと
らえることのできる「外なる風景」と「そこに住む人々の心に秘められた「内
なる風景」。その両者が美しく輝いてこそ、そこに住む人々をしてそのまちは、
生涯をここで終えてもよいとする死に甲斐のある終の栖である。

文/中塚清(なかつか・きよし)