中場満の痴観妄想(ちみもうそう)コラム
中場満の痴観妄想(ちみもうそう)コラム1

−『料理の本』−

文/中場満 text= Mitsuru Chuba
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ある日の仕事帰り。

私が乗る電車は発車の数分前。

ドア付近に二・三人乗車できるスペースを残して大勢の利用者が既に乗車している。

ドア付近の空いたスペースに、私もそっと乗車する。

私が乗車して振り返ると、私の後からさらに乗車しようとする利用者が何人かいる。

その中の一人が、私を車両の奥の方へ押し込むようにして乗車してくる。

見ると、ほんのちょっとぽっちゃりとした女性である。

いや、少しふくよかな女性とでも言おうか、本当は明らかに肥えた女性である。

年のころは、二十代後半か三十代前半であろう。

まぁ、混雑しているのだから押されても仕方がない。

発車時間まであとわずかだが、私は何気なく目をつぶっていた。

発車のベルで目を開け、ふと前を見る。 

すると、先ほど私を車両の奥へ押しやった女性が何やら本を見ているのに気付く。

その本が何の本なのか別に興味は無かったが、何気に目に入ってくる。

料理の本だ・・・

んっ?

「肥えた女性」と「料理の本」。

私の頭の中には、この二つのキーワードが浮かんだ。

キーワードが浮かんだら、もう止まらない。

次々と、勝手なストーリーが浮かんでくる。

まずは、当たり前のように、この女性は料理が好きなんだなぁ。

いや、たいへん失礼だと思うが、体型から判断して食べることが好きなのであろう。

いやいや、食べることは好きだが、今はダイエット中なので食べられない。
だから、料理の本を見て満足感を得ようとしているのであろう。

もしかしたら、基本的には料理が好きなのだが、
自分で作ったものを残さず食べているうちに
このような体型になってしまったのかも知れない。

ちょっと待てよ。
今の時間を考えると、家に帰ったら夕食の支度をしなければいけない時間だ。

きっと彼女は、普通に今晩の献立を考えていたのかもしれない。

そう。 好意的に考えれば彼女は既に結婚をしており、
ご主人のために美味しくて栄養のある食事を準備しようと、
帰宅時間を利用して一生懸命に考えているのかも知れない。

でも、単に自分の食に対する欲求を満たすためだけに、
電車の中でも関係なしに料理の本に夢中になっている可能性もある。

うぉぉぉぉぉ〜〜〜、キリがない。

日常のちょっとした出来事から、
こんなバカバカしいことを次から次へと想像するなんて、
きっと私ぐらいであろう。

何て私は、観察力があり、分析力に長け、想像力が豊かなのであろう。

いや、お前は単なる妄想癖のあるオヤジだよ。

そんな声が天から聞こえてくる。

エッ? そうなの・・・

次回も、私の妄想話を聞いてくれるだろうか。


(日常評論家 中場満) 

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■Heiz新価値度96 (生き差間度100・BQ度300・TQ度80・銀座度0・EDGE度0)

>次回も、私の妄想話を聞いてくれるだろうか。
ハイ、ぜひ聞かせてください。(編集部)


中場満の痴観妄想(ちみもうそう)コラム2

−『汚れた袖』−

文/中場満 text= Mitsuru Chuba
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そう・・・。 あれは確か一月程前のこと。

夏の終わりを惜しむかのように、朝から元気良く陽が照りつける日だった。

「今日もいい天気だ。」

そう思いつつ駅までの道を清々しい気分で歩く。

駅に着き、改札を抜けてホームへ続く階段を下ると、
私が乗る電車は既に着いている。

家から駅までほんの10分程度を歩いただけでも、
じわっ〜と汗ばんでくる。

私は、階段を下りた一番近い乗車扉から乗車する。

そして、後から乗車しようとする利用者の邪魔にならないように、
ドア付近の端に立っておもむろにあたりを見回す。

座席は既に利用者で埋まっている。

別に座りたかった訳ではないので、何も気に掛けることなく、
そのまま長座席の方を向いて、本を読み始める。

すると、何だか懐かしい気分に陥った。

んっ、なんだろう? この感覚は・・・

あっ、においだ!

学生時代の「におい」だ!!

このにおいは、窓を閉め切った運動部の部室のにおいに近い。

運動着を入れたまま放っておいたスポーツバッグを開けたときのにおいにも近い。

そう、ちょっと鼻をつく酸っぱいにおいだ。

つまり、汗のにおいである。

う〜ん、実に懐かしい・・・青春の香り!

でも、なぜ?

気になって手に持っていた本をちょっと横へずらし、長座席の方をみる。

すると、長座席の一番端っこ、私に一番近い座席に男性が座っている。

白いシャツに黒いズボンといった身なりから、高校生だとすぐ分かる。

が、次の瞬間私は目を疑った。

げっ・・・

なっ、なんと、白いはずのシャツの袖が黒ずんでいる。

しかも、袖口部分ではなく、袖の外側全体が汚れている。

それも普通の汚れ方ではない。

どうやったらこんなにも汚れるのだろうか?

そう、この高校生のシャツが、懐かしく酸っぱいにおいの発生源だ!!

袖口が汚れていることは良くあるが、袖の外側までこんなにも汚れているなんて、
一体どうしたんだろう?

んっ?

「高校生」と「汚れた袖」。

私の頭の中には、この二つのキーワードが浮かんだ。

キーワードが浮かんだら、もう止まらない。

次々と、勝手なストーリーが浮かんでくる。

まずは、当たり前のように、この高校生はきっと朝寝坊をしてしまったんだ。

成長期はやたら眠い。

私の経験上からも、いくら寝ても寝たりないくらいだ。

それで、シャツを着替える時間が無く
昨日着ていたシャツをそのまま着てきてしまったのだろう。

んっ、待てよ・・・

昨日着ていたシャツということは、彼は着替えていないことになる。

ふつう家へ帰ったのなら着替えをするはずだ。

まして、夏の終わりといえども汗はたっぷりとかくから、
シャワーくらいは浴びるはずだ。

そうしたら、当然シャツも着替えるであろう。

でも、明らかにこの酸っぱいにおいのシャツは洗濯済みのものではない。

えっ、ええ〜?

一体、彼はどうしたんだ?

もしかして、家へ帰っていないの??

学生なのに朝帰り???

おおっ、そうだ!!

きっと彼は、「ホームレス高校生」なんだ。

でも、手にはゲーム機を持ち、朝からゲームに夢中になっている。

それに、食べるものがない、住むところがないといった悲壮感も感じられない。

ということは、彼はホームレス高校生ではないのであろう・・・

う〜ん、これは難題だ!

実に、想像し難い!!

でも、ここで諦めてしまっては妄想マニアの名が廃る。

分かった!!

きっと彼の母親は病気なんだ。

それでお母さんがシャツを洗濯することができず、
彼は恥ずかしいけれど、我慢をして汚れたシャツを着ているんだ。

いや、彼は温厚そうな顔をしているが、
もしかしたら、朝から喧嘩をしてきたのかも知れない。

その喧嘩によって、シャツの袖の外側が汚れてしまったのだろう。

ちょっと待てよ。
もしかしたら、彼は学校でいじめられているのかもしれない。

そうだ、きっと昨日掃除の時間にいじめっ子に引きずられ、
雑巾代わりにシャツを使って教室の床を拭かれたのであろう。

そのことを親に隠すために、あえてシャツを着替えずに登校し、
あとでこっそりと洗濯をしようとしたに違いない。

親に心配を掛けまいとするなんて、
なんてやさしい子なんだ。

でも、家へ帰ったら着替えもしないで学生服のままテレビやゲームに夢中になり、
風呂へ入るのも忘れて寝入ってしまい、そのまま着替えずに家を出てきた、
単なるずぼらな性格の可能性もある。

うぉぉぉぉぉ〜〜〜、キリがない。

ところで、今回の私の妄想話は如何かね?

きっと君には想像もつかないハイレベルな妄想話だったことであろう。

フッフッフッ・・・

こんなハイレベルな妄想ができるなんて、
きっと私ぐらいであろう。

おいっ、この程度でハイレベルな妄想と思って満足しているお前は、
低次元の妄想オヤジだよ。

そんな声が天から聞こえてくる。

エッ? そうなの・・・

次回も、私の妄想話を聞いてくれるだろうか。


(日常評論家 中場 満) 


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覆面ライター中場満(ちゅうば・みつる)こと 中林猛季プロフィール

・知財コンサルティングのエキスパート。Heizにはナカバマンがついている!

「自分のビジネスの価値は何?その価値はいくら?価値が見えるから、適正な値付けが出来る。あとはその価値をお客様に見せるだけ・・・だから、理由のない値引き競争や値下げ競争には巻き込まれないでください。」


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■Heiz新価値度62(マ度100・TQ度100・BQ度100・銀座度0・EDGE度10)

妄想。想像。見えない部分、つまり「マ」をイメージすることに関しては共通してますな。しかしナア・・この妄想は・・・。しかし次回を期待!(編集部)


中場満の痴観妄想(ちみもうそう)コラム3

−『眉間のしわ』−

文/中場満 text= Mitsuru Chuba
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−『眉間のしわ』−

立冬も近いある日のこと。

私は仕事を終え、電車に乗って帰宅の途についていた。

私はいつも通り扉の脇にもたれ、
何気なく外の景色をガラス越しに眺めてみる。

既に外は暗闇に包まれている。
この時期、日が落ちるのは早い。

外の暗さに反映するように、
電車の中の様子が鏡のように扉のガラスに写し出されている。

ふと、一人の乗客の姿が私の目に止まった。

眼鏡をかけた男性である。

私の見たところ、年齢は四十代後半から五十代前半であろう。

そう、世間で言うところの「中年」だ。

歳のせいではないであろうが、
私には、何だか深刻そうな顔をしているように見える。

彼が居る場所は、
私の居る位置とは反対側の扉の脇のようだ。

気になって、直接彼の表情を確認しようとするが、
私と彼との間には数人の乗客が居て、彼を見ることはできない。

ガラスに写し出されている彼の表情をもう一度確認してみる。

どうやら、眉間にしわを寄せているようだ。

それにしても、その表情はとっても気になる。

んっ?

「中年男性」と「眉間のしわ」。

私の頭の中には、この二つのキーワードが浮かんだ。

キーワードが浮かんだら、もう止まらない。

次々と、勝手なストーリーが浮かんでくる。

今回も暴走しそうだ・・・。

まずは、貴兄はなぜ、そんなに深刻そうな顔をしているのだ。

仕事での悩みか?

もしかして、仕事で今までに無い重大なミスをしてしまったのか?

景気に陰りが見え、閉塞感が感じられつつある今の時代、
会社によっては、ミスによってクビになってしまう虞もある。

それとも、新しい赴任先で
部下が思ったように動いてくれないので悩んでいるのか?

上司が替わったことで新しい赴任先の業績が下がってしまっては、
貴兄の管理能力が問われてしまう。

場合によっては、減給もしくは左遷させられてしまう虞もある。

いや、そうではなくて、たぶん彼は経営者なのであろう。

きっと、取引先との価格交渉や、資金繰りが上手くいかないので、
人目も憚らずに悩んだ顔をしているのであろう。

利益を出しつつ、事業を継続していくのは大変だからな・・・

あっ、もしかして彼は多くの株を所有しているのかもしれない。

でも、連日大幅に株価が値下がりしてしまっているので
落ち込んでいるのであろう。

ちょっと待てよ。
今の時間を考えると、帰宅する時間帯だ。

貴兄は、家へ帰るのが嫌なのか?

奥さんや子どもたちと上手くいっていないのか?

うぉぉぉぉぉ〜〜〜、キリがない。

ところで、事情が何であれ、そんなに深刻なっていけないぞ。
まして、世の中のせいにしてしまってもいけない。

厳しい世の中で大変なのは貴兄だけではない。

私もその一人だ。

もっと、心に余裕を持て。

良い意味での開き直りが大事だぞ。

「頑張れ!お互いに頑張ろう、同士!!」

私は、心の中で彼にエールを送った。

と同時に、電車が駅に着く。

私と彼の間に居た乗客が降り、直接彼を見ることができた。

えっ!

彼の手には携帯ゲーム機が・・・

おいっ、お前・・・
いい歳をして電車内でゲームに熱中していたのか!

でも、そんなに真剣な表情でゲームをすることは無いだろう!!

お前に同情して高揚した私の気持ちはどうなる。

勝手な妄想で、何を憤慨しているのだ。
もっと、心に余裕を持て。

そんな声が天から聞こえてくる。

はい、その通りでございます。

でも、予想外のことなので・・・


(日常評論家 中場満) 



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■Heiz新価値度70(ヨ度100・TQ度100・BQ度100・銀座度0・EDGE度50)

今回はオチがあってなぜかホッとしているのは私だけだろうか。。それにしても中場氏の妄想はイケる!この妄想連打の如く、ナカバマンは「人やモノゴトの価値」を多方向から見つめているにちがいない。(編集部)


中場満の痴観妄想(ちみもうそう)コラム4

−『サンタさんのプレゼント』−

文/中場満 text= Mitsuru Chuba
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やあ諸君、元気かね?

先日、とあるイベント会場で、
このコラムのファンという無垢な女性と出会い
ハグを交わした。

フッ、フッ、フッ・・・

ところが、帰り際に、
そのイベントを主催しているおやじとも
ハグを交わしてしまった。

嬉しいような、悲しいような、
何とも言えない微妙な気分で一日を締めくくった。

ところで、突然の質問だが諸君は、
「肥えた女性」と「料理の本」って話を知っているかね?

では、「高校生」と「汚れた袖」って話はどうだ?

それじゃあ、
「中年男性」と「眉間のしわ」って話は知っているかな?

この中の一つでも知っていると答えてくれた諸君!

私のコラムを読んでくれていたんだね。

ありがとう。

三つとも読んで知っていると答えてくれた諸君!!

諸君は、私の同志だ。

諸君との出会いを心から歓迎する。

そして、諸君はもう立派な妄想族の一員って言ってもよい!!

フッ、フッ、フッ・・・

さて、このコラムも今回でもう4回目だ。

馴らしはこれくらいにして、
そろそろ暴走するとしようではないか。

今回は、妄想族である特別な諸君のために、
とっておきの艶っぽい話を紹介しよう。

あれは、年の瀬のある日の夜のこと、
私は仕事を終えて靖国通りを歩いていた。

すると、前方に髪の長い若い女性が一人、
何やら辺りを見回しているのが目に入った。

私が彼女に近づくと、
「あの〜、ちょっとお聞きしてもいいですか?」と、
その彼女が私に話し掛けてきた。

んっ、なんだろう?

もしかして、おじさんを狙った詐欺かな?

このままどこかで一緒にお茶を飲んで、
気が付いたら、高額の宝飾品や絵画、学習教材なんかを
買わされてしまっている。

そんな話を聞いたことがある。

すると、彼女は「靖国通りってどこですか?」と
尋ねてきた。

えっ?靖国通り?

靖国通りを歩いている私は一瞬耳を疑ったが、
すらっとした長身で清楚な感じの彼女は、
人を騙すようには見えない。

人を見る目に長けている私は、
すぐに、彼女は本当に道に迷っていることを察し、
「目の前の大通りがそうだよ」と答える。

すると、「○○って紳士服店は近くにありますか?」と
彼女はさらに尋ね返してきた。

「○○は知らないが、君はどこへ行きたいんだね?」と
私は逆に彼女へ問い掛けた。

彼女は、「小川町へ行きたいんです。」と
答えた。

「それなら、この道をむこうへ真っ直ぐ歩いて行ってごらん」と
私は優しく教えてあげた。

それから四・五日経ったある日のこと、
私は新橋で用事を済ませた。

時間は、未だ20時ちょっと前だ。

折角、ここまで来たのだから、
久しぶりに、昔好んで行った店でも寄ってみようかと思い、
その店が入っているビルを目指した。

私のお目当ては、
『サン・スーシー』という名前のBARである。

もう、十数年も行っていない。

この店は、交詢社ビルの1階に入っており、
入口は西五番街通りに面している。

隣には、『ピルゼン』という名の
チェコ風のビアホールがあった。

たしか、この『サン・スーシー』というバーのトイレと、
『ピルゼン』というビアホールのトイレは、
互いに店の裏で繋がっている同じトイレだったように記憶している。

諸君の中にはご存知の方も多いと思うが、
交詢社ビルは、明治時代に福澤諭吉が結成した
日本最初の実業家たちの社交倶楽部『交詢社』のために創られた
近世式ゴシック調の趣のある建物である。

今、思い出すだけでも、実に懐かしい気分だ。

果たして、今でもその店は残っているだろうか?

交詢社ビルに近づくにつれ、次第に私の心が高ぶった。

ところが、それらしい場所へ行っても、
お目当ての店も、私が知っている交詢社ビルもなかった。

そこには、真新しいビルが建っていた。

交詢社ビルは、建替えられていたのであった。

少し気落ちしてビルの前に佇んでいたわたしの耳に、
「あの〜、ちょっとお聞きしてもいいですか?」と、
若い女性の声が聞こえた。

声のする方を向いた私に、
「○○ってどこですか?」とその女性が尋ねてきた。

あれっ、どこかで彼女と会ったような?

ストレートで綺麗な長い髪と、
すらっとした長身で清楚な感じの彼女・・・

そうだ、あの時の靖国通りの彼女だ。

出会いというのは恐ろしい。

何と言う偶然だ。

何だか懐かしいような、嬉しいような気分になっていた私は、
数年来の友人に話すかのように、「そこの交詢社通りを左に曲がって・・・、
銀座通りにぶつかったら右に曲がれば分かるよ」と教えてあげた。

が、彼女の表情は何だか不安げのようであった。

お目当ての店が無く、時間に余裕のできた私は、
彼女の心中を察して、その場所まで道案内することにした。

彼女は未だ私に気付いていない様子だった。

道すがら、彼女に靖国通りの話をすると、
ようやく彼女も私に気付いてくれた。

彼女に笑みがこぼれた。

この瞬間、私と彼女の間の距離が、
一気に縮まったように私には一方的に感じられた。

余り会話はできなかったが、彼女のお目当ての場所に着いた。

「ここだよ」と私が教えると、
「あっ、もう閉まっている」と彼女の微かな声が聞こえた。

彼女を案内し終えた私は、彼女のことが気になったが、
「じゃあね。」といって振り向き、帰宅の途につくことにした。

すると、背中の方から「あの〜、ちょっと時間ありますか?」
と彼女の声が聞こえた。

振り向くと、「どこかで飲みませんか?」と
彼女からのお誘いが・・・

えっ、えっ〜、本当に! !

夢みたい!!!!!

サンタさーん!

そんな出会いのプレゼントを私にくださーい。

「そんな夢のような出会いなんてある訳無いだろ〜、
年末なんだから、もっと真面目に仕事しろ!
この妄想族が・・・」

そんな声が、天から聞こえてくる。

そうですよね、分かりました。

・・・・・・・・

あの〜

それじゃあ、お年玉でもダメですか?

んっ? 未だ言うか・・・

ごめんなさーい。

残り少ないですが、今年は言動にチューいします。

そして、来年はそんな戯言もぉ〜言いません。

諸君!今年はこれでお終だ。

少し早いが、良い年を迎えてくれたまえ。

フッ、フッ、フッ・・・

(日常評論家 中場満) 

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■Heiz新価値度96(途(ト)度100・TQ度100・BQ度100・銀座度100・EDGE度80)
・交詢社のビルって今は銀座6丁目にあるんですね。中に「サン・スーシー」はなかったのが残念。。