【今日から始める生活達人 vol.1】
支出を抑え生活を守る耳より情報
医療のアウトソーシング?
「ウヮーッ、そんなのいや!」思わず声が出てしまいました。
“タイのある病院は年間40万人もの外国人患者を受け入れ、米国の医師資格を持つ医者を200人以上も抱え、豪華な病院設備で高級ホテル並みのサービスを提供する。理由は、米国では医療費が高く、例えば心臓外科手術は1千万円を超えるが、タイやインドでは10分の1程度で済み、そのため多くの米国人が医療費の安いアジアや中南米諸国に旅立ち、新興国では一般医療が未整備のまま外国人のための特権的な医療が発達し、そこに優秀な医師とサービスが集中し医療格差が助長されている。”
グローバル化の時代、日本もやがて。。。
地方も、都市の大病院も勤務医は過度な労働時間に疲れ果て日本を去って行ったら。。。
一向に進まない「混合診療」に嫌気をさし裕福な患者が海外を目指したら。。。
「後期高齢者医療制度」にみられるような混乱を乗り越えられなかったら。。。
医療にかかわる様々な問題「医療格差」や「医師不足」「医療崩壊」といわれる現状は国民皆保険を頂く私たちひとり一人にとっても大問題なはず。
少子高齢化の日本において医療コストを誰が、どのように担うのか、医療保険制度はどうあるべきかなどの議論は希薄です。
日本もやがて。。。
優秀な医師がいなくなり、富裕な高齢者は海外の医療も選択肢とし、GDPの8%といわれる巨大な医療・健康産業の大半も海外に移る。。。
そんな日本が現実になってしまったら、
「ウヮーッ、そんなのいや!」
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■ミー度100(内訳:TQ度100・続きがきになる度150・銀座度50)
後期高齢者医療制度も開始され日本の今後の医療制度がどうなっていくのか不安ですね。
うぅ、続き気になります(編集部Z)
医療にもアウトソーシングがあるとは知らなかった。。。。面白い視点ですねえ〜!!(編集部N)
【今日から始める生活達人 vol.2】
text= Hatsue Hiraga
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ドイツ人がうらやましい
日本の株価は日経平均14,000円を挟んで上昇下降の繰り返しで、
なかなか上昇気流に乗り切れません。理由のひとつは、海外から
「少子高齢化が進む日本では、基本的に内需は期待できない」と、みられているから。
日本の株式を買っているのは誰か?
日本の株式の買い手の7割は海外の投資家です。だから、そんなふうに見られてしまうと
そういうものなのかしら〜、と、あきらめ顔で納得して、それでいいのかしら。。。
日本と同様高齢化にあるドイツですが※、
株価は日本と異なり2004年から1.6倍も上昇しております。
しかも「ドイツ人は残業などしない。
2週間の休暇を年3回も取るのが当たり前」
え〜っ、それってどう言うこと?
日本人よりズ〜ッと、働く時間が少ないのに株価(経済力)も上昇しているなんて。。。
<次回に続く>
※赤ちゃんから最高齢者までの丁度中央に来た人の年齢、
「国民年齢の中央値」でみると、
日本人は43.8歳と世界一中央値が高い(高齢)。
2050年には中央値が57歳!ともいわれております。
わ〜っ、どうなるんだろう。。。
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■Heiz度73(内訳:TQ度100・BQ度70・銀座度50)
ヨーロッパには長期のバケーション・システムがありますよね?
インド洋のセーシェルに行ったときに出会ったドイツ人の夫婦に教えてもらいましたが、バケーションは「消化」しないと、翌年の医療保険が出ないそうです。その理由は「休んでないから病気になるのは当たり前」だそうです。羨ましいですね・・。(編集部)
【今日から始める生活達人 vol.3】
『世界一のお金持ちがしていること』
text= Hatsue Hiraga
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6月は企業の株主総会が集中して開かれました。一昔前は総会屋さんという、怖い仕切りやさんが「はい、意義ありませんね。」「社長の続投が承認されました。」という具合に株主の発言もそこそこにシャンシャンとすぐに終了で、大企業の株主総会でもよく見られた光景です。
ウォーレン・バフェットさんご存知ですか?
世界一の富豪で「オマハのオラクル(賢人)」と言われている77歳のバッフェト氏です。
バークシャーハザウェイ*という米国で6番目に大きい会社のCEO (最高経営責任者)さんです。
バークシャーハザウェイ社の株主総会は、大きなスタジアムにマイクロソフトのビル・ゲイツ会長から小学生の子どもまで、国籍も様々3万人も集まります。
年1回の株主総会は7時間にも及び、景気、投資、人生などについてみんな大いに語ります。
“僕は中学生ですが、今何を読めばいいの?” “新聞がいいんじゃないかな”
“絶対確実な投資先を見つけたらどうするの?” “資産の75%、50%を投じてはダメ”
“僕はシカゴからきました。シカゴカブス買収しませんか?”“セレブになるつもりはないよ”
株主さんはバフェットCEOさんの話を聞くのが楽しくてやって来るんですね。
世界一のお金持ち、バフェットさんの年俸は10万ドル(約1000万円位)意外と少ないでしょう。
自宅はオマハにある小さな一戸建て、スーツも高級品ではなく、コカ・コーラやハンバーガーが大好きなバフェットさんの資産のほとんどはバークシャーハザウェイ株式です。
バフェットさんは今までその株式を全く売らず、配当ももらっていません。つまり、世界一のお金持ちは、その富を自分では一度も使わず、4兆円近い資産は「私よりビルの方が富を社会に還元する能力が上」とのことで、ビル・ゲイツ夫妻が運営する財団に寄付されます。
ビル・ゲイツさんも資産の99%を財団に寄付し、そのお金は世界中の病気・貧困の救済に、米国内では教育に向けられているとのことです。
* バークシャーハザウェイ:世界最大の投資持ち株会社(コカ・コーラやアメリカンエクスプレスの筆頭株主)
傘下には保険会社や電力会社始め多くの企業を持っている。
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■Heiz度64(内訳:キ度100・TQ度100・BQ度30・銀座度0・EDGE度90)
私が武道の世界で出会った人の中でも一流と呼ばれる人は本当に謙虚。二流以下は偉そうにエバってる人ばかりでしたね。これはビジネスの世界でも同じなのでしょうか。技術・知識ばかりではなく一人の人間としてでも世界と勝負できるようになりたいものです。(編集部)
【今日から始める生活達人 vol.4】
『がんはありがたい病』
text= Hatsue Hiraga
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この頃、「癌(ガン)に関する話題」に接することが多いんです。
私の親しい友人が、“乳がん”になったり、がんの方が再発されたりとか。
ひと頃ですと、癌は不治の病だったのでしょうが、
今日では罹患した本人にも病名を告げられ、
「私○○がんって言われたのよ」堂々と、周囲の人達にも公言し、
より良い治療法や対処法を探そうと、積極的で前向きです。
「これからどう生活しようか」
「自分はどんな生き方をしたいのか」
今まで自分のことなのに気づかなかったことが見えてきたの。
「人間も動物だな〜って、つくづく思うのよ。
いくら医者から抗がん剤治療を薦められても、
私の体にはそれがダメなのことが、自分自身よく分かるの。」
「日の出と共に起き、夜暗くなったら眠る、
間食などせず、必要な分だけを食べ、
感謝、感謝で暮らしている主人のなんと健康なこと。」
「こんなにしたいことができるなんて。
今までのいろんな煩いごとは何だったの。」
『がんはありがたい病気』かもしれません。
癌という病の負の部分(影)がありますが、
一方では、それにより(光)がもたらされる。
暑さもひと段落、
夏の疲れを癒し、自分の体を愛しみ、
手入れをしてあげるには良い候ですね。
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■Heiz度60(内訳:サ度100・TQ度100・BQ度50・銀座度0・EDGE度50)
失ってみて初めてわかる有り難味。失う前に気がつければいいんですけどね。(編集部)
【今日から始める生活達人 vol.5】
『今起きていること』
text= Hatsue Hiraga
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“株価6日連続下げ”“1929年の大恐慌以来・・”
毎日目が覚めるのが怖い。。。
“自分が持っている株は明日もっと下がるかもしれない。今日のうちに損切りしよう。”
そうして売られると、今日まで待っていた人達も、
“やっぱり下がった。昨日売っておけば傷は浅かった。自分の判断は甘かった。今日は売ろう。”
そして、昨日まで我慢していた人達がまた、・・・・負のスパイラルです。
こんな状況が続くと、一種の心理ゲーム状態なのかもしれません。
とにかく、世界中厄介な状況なのは事実で、日本もつられて株安、円高にみまわれております。
今起きている状況に対処するには、「先を見通す」ことです。
◎ 世界中がダメになる。株価はこれからも下がる。
そう思うのであれば、投資はできません。直ちにお金をかき集めタンスにしまうことです。
◎ 世界の経済成長率は4.9%から3.2%に調整はあるものの、いつまでもマイナスになるとは思わない。以前の暴落時とは違い、今回は日米欧とも協調して、打つ手はうっている。
方向性は正しいと思う。必ずどこかで反発するぞ。
そう思うのであれば、「見切売り」や「パニック売り」はしない。しばらくは辛抱です。
過去から、学びとれることは沢山あります。
人間が(企業活動も)よりよい生活を目指し、豊かな未来を切望し、日々努力をするのであれば、
市場(経済)は長期的には上昇し、時に下落局面があっても、回復しています。
下落局面で踏みとどまるのは容易なことではありません。が、じっくり「先を見通し」
対処することで、判断を誤らないことが何より大切です。
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■Heiz度52(内訳:マ度100・TQ度100・BQ度40・銀座度0・EDGE度20)
金融ワールドは大変な時期になってますね。何がどう作用してどこにどう現れるのか・・。これを読みきることが大切なのですね。まさに「マ」の潜象世界をどう見るか・・ということですね。(編集部)
【今日から始める生活達人 vol.6】
『「がん癌」という漢字』
text= Hatsue Hiraga
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「がん癌」という漢字は「(やまいだれ)」の中に、「口(くち)3つ」と「山」です。
昔の人は、「がん癌というやまい病(今日解明されているような
悪腫瘍や白血病といった病気の特定ではなくても)は、
口から品(食品=食べ物)が山のように体内に取り込まれると、
なんか具合が悪くなる。。。、病気になる。」ことを知っていたんですね。
もうひとつ、3つの口(品)は、「過食」「飲酒」「喫煙」の意味もあるそうです。
なるほど〜。
「がん癌」という正体は分からなくても、確かに、がん細胞は自身の正常な細胞の突然変異だとすれば、
口から入ってくるものの影響は大きいはず。
「食べすぎ」による肥満は生活習慣病のリスク、
「喫煙」と、がんの発生率は実証済み、「飲みすぎ」も体には良くない。
昔の人は「がん癌」という漢字に病の正体、因果を解し、戒めの意味を込めたのかもしれませんね。
「がん」による死亡者数は、年間30万人を突破し、日本人男性の2人に1人、女性は3人に1人が癌に罹患。
がんにより継続的に医療を受けている患者は128万人、そのうち入院中の患者数13万9400人、
1日に約26万人が受療し、がん医療費総額2兆3306億円は、国民総医療費の9.6%にあたります。
(2005年厚生労働省/患者調査から)
2年に1度の区の「子宮がん」「乳がん」検診を終え、昼食は食べず仕舞いでしたが、
秋の陽射しの中、富岡八幡宮境内の骨董市を満喫し帰って来ました。
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■Heiz度60(内訳:ヨ度100・TQ度100・BQ度20・銀座度0・EDGE度80)
昔の人は、いろんなことが本当によく分かっていたのだと思います。便利になった反面、我々は大事なものを無くしてしまったのでしょうか。(編集部)
■【今日から始める生活達人 vol.7】
『ビッグイシュー』
text= Hatsue Hiraga
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「ビッグイシュー(THE BIG ISSUE JAPAN)」ご存知ですか?
地方の方は馴染みがないと思いますが、東京や大都市のJR、地下鉄各駅の出入り口等で
販売している1冊300円の雑誌です。売っているのはホームレスの人、「ビッグイシュー」は
ホームレスの人たちの仕事作り自立支援雑誌です。売上代金300円のうち、160円が販売者の
収入になります。
以前から“買いたい!”と思っていたのですが、つい勇気がなくて声を掛けられませんでした。
107号(日本創刊5周年)を手に取り、きれいな誌面、濃い内容、さわやかな風を感じ衝撃です。
何故? 手にしてみて下さい。きっと分かりますよ。
107号は創刊当時から応援している、脳科学者 茂木健一郎さんのスペシャルトークからです。
『たとえば六本木ヒルズで、「今日のシャンパンはドンぺリにしよう」と言ってる人たちの生活と、
一生懸命働いて「今日の発泡酒は何にしよう」って言う人の生活が、脳科学からすれば平等です。』
『会社の利益ばかり追求しているような組織人はぜい弱』『他人のために何かをすることは、
実は人間にとって最も深い喜びに通じる。』(一部略)
8年間に350億円もの報酬を得ていたリーマン・ブラザースのCEOさんも、政府の支援を
お願いに来た議会の公聴会で“今日ここに来るのに自家用飛行機で来なかった人は?
では、帰りは旅客機で帰ろうと思う人は?”と問われ、沈黙するだけの米自動車ビックスリーの会長、CEOさん達も、今は深い喜びも、幸福感もなく、苦いドンぺリを飲んでいるのかしら・・・
サンマを肴に、焼酎の水割りを美味そうに飲んでいる連れ合いは、
脳科学からすると案外至福の時なのかも。。。
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■Heiz度74(内訳:ト度100・TQ度100・BQ度50・銀座度20・EDGE度100)
本当の意味で「幸せ」に生きたい・・・と思う今日この頃です。(編集部)
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